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9期 ホワイトデー あの日

9期のホワイトデーで起きた出来事
10期になぜあのような形になったのか

化身さまから許可を戴いたのでSSあげまする
これは続くと思います
・・・中の人が頑張れば・・・
10期の追いかけるところまでは書きたい・・・願望





帝国は相変わらずの雪模様
他国ならば、もう春の音楽が鳴り響いているだろうに
ここは北の雪国
暗い空と白い塊のコントラスト
この日のこの景色を見るのは何回目だろう

この日がくると「期」が巻戻る
「時間」は戻るが次の「時間」が必ず同じものになるとは限らない

今日は一種の別れの日
刻碑歴1000年 3月14日

===============


「小さいのの家はこっちだぞー」

この期のこの日も
赤い髪の帝国英雄は、自身の武器の精霊に道案内をしてもらい
精霊の言う「小さいの」の家に向かっていた
もちろん赤い髪の英雄はホワイトデーなどすっかり忘れていて
同居人に「今日はホワイトデーです、ちゃんとお礼を渡してください」
そう言われながら、精霊と共に送り出されたのである

「小さいの」の家の門前
私室の窓からずっと門の方を見張っていた「小さいの」
いつもこの日に必ず訪ねてきてくれる「想い人」
今日も来てくれた

「スルギおにぃちゃん!!」

満面の笑みで想い人の名前を呼ぶ
屋敷中に聞こえたであろう大声で

「よお朔、バレンタインの時はありがとな
 これ、お返しだ」

手のひらに袋が乗せられる

「ハヤトがこれがいいって」
受け取る手に、ちらりと見えるミサンガ

「そのミサンガ、つけてるんだな」

朔は自身の手首にそっと触れ

「だって、朔の宝物なんだもん!!」

えへへといつもの笑顔を浮かべる

「そうか・・・そう言えば、このマスコット
 朔が作ったんだってな、今まで気がつかなくて悪かったな
 礼も言えてない、ありがとな」

同居人 ハヤトはもちろんこの事に気がついていたが
本人に気づかせようとして、教えてはくれなかった
そして、スルギは元来鈍いのか、送り主をこの周期になってようやく知った

「そう言えば・・・前から気になっていたんだが
 朔、羽根のストラップ持ってたよな?」

ずっと前の周期に今日と同じように、バレンタインのお返しに作ったものだったが
あの周期では渡すことが出来なかったモノに
そのストラップはよく似ていて、スルギ自身少し不思議に思っていた
もちろん、似ているなと思う程度だったが

「うん、持ってるよ、ちょっと待っててね」

遠征や出かける時に持って行くポシェットを
部屋から持ち出し

「ほら、これ」

そこに付けられている、羽根のストラップを見せる
スルギはやはり似ているなと思い、そのストラップを手に取る
そのストラップを間近で見て、それはあの時作ったフェネクスの羽根のストラップだった
あの日、空に投げたはずの、朔の手に渡るはずのないもの

「朔・・・これ、どこで」

朔はスルギがどうして、不思議そうにしているのかわからなかった

「これ? えっとね・・・ずっと前の周期に、よくわからないトコで拾ったの」

朔のよくわからないトコと言うのが、周期の際に出来るひずみの事だろうと
同じく周期のめぐりを経験しているスルギには、なんとなくだがそんな気がした
このよくわからない出来事も、周期の存在するこの世界ではの不思議なのだろうと
そう、思った

「それ、マッカの遠征の時に持って帰ったフェネクスの羽根だ」

今度は朔が不思議そうな顔をする番だった
頭には当然?マークが浮かんでいる

「俺が作ったんだ、結構前の周期で」

「スルギおにぃちゃんが・・・? えっと・・・えっと・・・」

「今日と同じだ、ホワイトデーのお返しに」

「じゃぁ、これ、ちゃんと朔のなの?」

「まあ、そうだな」

この事実を知った朔は終始ご機嫌だった
この周期は最高のホワイトデー
少なくとも、この時の朔はそう思っていた

スルギが屋敷に尋ねてきてどのくらいたったのだろう
外の景色が変わり始め
お菓子で大人しくしていた精霊も騒ぎはじめ
スルギは家路に着くことにした

「スルギおにぃちゃん、またね!!」

小さな手を力いっぱい振り
スルギの背中を見送った
「じゃあな」と言ういつもの言葉に
次の周期も一緒だと安心していた
その何か言いたげだった様子に気がつけるほど
朔は大人ではなかった

ただ、いつもなら次の世界でもよろしくな
そう言ってくれたのだが
スルギおにぃちゃんはきっとうっかりしてたんだと
深く考えなかった

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